今回の記事は、前回の記事の続きなので、未読の方は宜しければどうぞ。↓
(※未読でも大丈夫です。)
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引きこもりニートが、アウトロー採用に参加した話5 「本当にレールを外れているのは俺たちだぞ!」 - アラサー高学歴ニートの軌跡
ワークショップでは、主催者から提示されたお題(今回は「知性」と「感性」)に沿って、各グループが議論することになっている。実は、お題と無関係な話をしてもいいんだけどねw
議論好きな俺たちのグループは、お題に対して真正面から議論した。
議論堅っ苦しいなと考えてた(であろう)あいつらは、「脱出ゲーム」の話をした。
それだけのことだ。
hondaさんと伊良部さん、俺が手分けして議論の内容をみんなにプレゼンした。
こうして第二回ワークショップは、無事に終了した。
だが、真の第二回ワークショップはここからが本番だった。
俺は、芥山さんと織田さんと一緒に会場を後にした。
なんだかんだで、hondaさんたちのグループに合流。
これからみんなで、オープンテラスにてコーヒーミーティングをするという。
コーヒーでも飲みながら、みんなで色々話そうぜってことらしい。
俺たち3人も、参加することにした。
脱出ゲーム組は、連れ立って途中で帰ってしまった。あいつらは、あいつらでおもろい祭りに興じるのであろう。
ある晴れた日曜日の夕べ。
港町のお洒落なオープンテラスに、アウトローたちが20人ほど集まった。
各自が自己紹介やアウトロー採用に行き着いた経緯を話すところから始まり、徐々に深い話が繰り広げられていく。
どんな話が交わされたかは、記憶の彼方に飛んで行ってしまった。
だが、こんな時間を俺は長年待ちわびていたんだな、と感慨に耽ってしまう程度には心満たされる時間が流れていく。
午後8時くらいになっただろうか。参加者の半分ほどが帰り、夜風が空き缶を転がし始めた時間帯である。
唐突にhondaさんが
「こんなに頭のいい人でも、
引きこもるんだね」
と、驚きと或る種の感慨を顔全体に浮かべながら俺に語りかけた。
「もし仮に俺がめちゃくちゃ頭良かったと仮定してもだ。
そういう奴でも引きこもるくらい、
今の日本は狂ってるんだよ!
海外暮らしが長かったせいで、日本の引きこもり事情に疎いhondaさんには分からんだろうけど。」
と内心では思ってた俺。実際は、どう言い返したかは覚えてない。
午後9時が過ぎ、コーヒーミーティングは解散となった。
電車賃を節約したかった俺は、伊良部さんと一緒に横浜駅まで歩くことにした。
横浜駅までの約30分間。
俺と伊良部さんは数々の興味深い話をした。
中でも、俺が大学で学んだ事柄が「専門性が薄く、これを学んだと自信を持って言い難い」ため、引け目を感じていると嘆いたことへの伊良部さんの返答が記憶に残っている。
「今までやってきたことが生かされるように、
これからの人生を歩んでいけばいいじゃん。」
とは言っても、俺が学んできた内容が特殊すぎて、どう人生に活かせばいいのか見当も付かなかった当時の俺。
当時は、伊良部さんの言葉が腑に落ちなかった。
でも今は、本当にその通りだと俺は思う。
「これからの自分の頑張り次第で、
無駄だと思っていた過去も日の目を見るんだ。」
ってね。
横浜駅に着いて、伊良部さんと別れる。
港町での長い1日がようやく終わった。
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※登場人物は全員仮名です。但し、若新氏、納富氏に関しましては、アウトロー採用の運営者である点を鑑み実名といたしました。