今回の記事は、前回の記事の続きなので、未読の方は宜しければどうぞ。↓
(※未読でも大丈夫です。)
引きこもりニートが、アウトロー採用に参加した話。 - アラサー高学歴ニートの軌跡
説明会に参加しサイボウズ上で自己紹介を終えた俺は、第一回目の活動であるキックオフに出陣した。
「あれ、合宿は?」
読者の方々の中には、疑問を持たれる方もおられると思うが、
「多分、ありませんでした。」
いくら思い出してみても合宿した記憶が見当たらないので、俺の代では無かったのでしょう。あしからず。
会場に到着した俺。見知らぬ若者たちの集団を発見し、一瞬引き返しかけた。
何しろ、長い間家族以外の人間と会話すらしてこなかったからね。
いわゆる、SNEP(スネップ)ってやつだ。
※(説明しよう。
『スネップ(和製英語:solitary non-employed persons、SNEP)とは、20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚の無業者のうち、普段ずっと一人でいるか、家族以外の人と2日連続で接していない人々を指す用語である。』
wikipediaより引用)
俺が会場入りしたのは、開始10分程前だったか。既に他の参加者たちは至るところで談笑したりしていた。
大丈夫かなあ。不安はあったが、話しかけてくれる人がいたため、すんなり輪に入っていくことができた。何を話したかは覚えてないけど、後に仲良くなる人もいた。
開始時刻になり、若新氏と納富氏が今回の活動のプレゼンを始めた。
(詳しい内容は、例によって忘れました。すみません。)
「まずは、グループ分けをしましょう。」
各自が最も関心のあることを紙に書くことになった。
書いた紙を壁に貼り付け、似たことを書いてる人同士でグループを作るのだ。
グループができたら自己紹介して、若新氏がプレゼンした内容について各グループが自由に議論を繰り広げていく。途中で違うグループに移ってもいい。
俺は、書いたことがあまりにも突飛だったのか、似たようなこと書いてる紙を見つけるのは至難の業だった。
俺と似ていることを書いてる人を発見したので、話しかけてみた。
話していくうちに、俺の自己紹介の話になった。犀川(さいかわ)と名乗るその男は、
「自己紹介みた時から、藤浪さん(俺)に興味持ってたんですよ。」
という趣旨の発言をした。
「ほんまかいなw(心の声)」
と驚く俺。
なんだかんだで、俺は犀川と一緒のグループに参加することになった。
俺たちのグループは、他のグループとは明らかに異質な空気をまとっていた。
なんというか、精神世界に興味がある者たちが醸し出す独特の世界。
それでも何故か、俺たちのグループは大人気だった。当初は10人以上いたのかな。最終的には8人くらいになったけど。
自己紹介が終わると、いつの間にか議論が始まっていた。
みんな、発言時間が長い。そして一旦発言が終わると、別のメンバーが発言を始める。俺が発言する隙間も無いくらいに。
「みんな、頭の回転早すぎw」
みんなが何を話しているのか、理解するのが精一杯だった。
犀川が話を振ってくれて二回ほど発言はできたのだが、長い引きこもり生活の後遺症を大いに感じさせる出来栄えだった。
それでも別のグループに移らなかったのは、あのグループの居心地が意外と良くて離れ難さを感じたからか。今となってはよく分からない。
キックオフ終了後は、犀川とあのグループのメンツ何人かでマックに行った。
同席した誰もが、社会に不満を持っていることが分かり、大いに共感したことは覚えている。
:次回予告:
ネット上でも(ネット上の方が?)、アウトローたちは元気だ。
日夜、サイボウズの掲示板にて盛んに議論を行っている。
ある超長文の書き込みに長文の反論をしてしまった俺の日常は
少しずつネットの闇に侵食されていき…。
続きはこちらです↓
引きこもりニートが、アウトロー採用に参加した話3 「掲示板の書き込みに返信してしまった男の行く末」 - アラサー高学歴ニートの軌跡
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※登場人物は全員仮名です。但し、若新氏、納富氏に関しましては、アウトロー採用の運営者である点を鑑み実名といたしました。