アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

「俺は大学生になっても、女の子とおままごとしたいんだよ!」

社畜予備隊名誉隊長改め、藤浪サトルです。

 

今日は、僕が初めて女子と手をつないだ日について語ります。

 

長いので、記事を2つに分けました。

 

特定を避けるため、フェイクを混ぜてます。

ただ、本質的と思われる箇所はできる限り真実を描きました。

 

 

大学4年生になった僕は、大学入学時にとりあえず入ってすぐ幽霊部員と化した某サークルのメーリスの文字群をぼうっと眺めていた。

 

「100キロハイク参加者募集」

 

100キロハイクといえば、早稲田大学が毎年5月に行っている仮装して100キロ歩く狂気じみたイベントである。

 

早稲田大学以外にも、他大学や一般社会人からも参加者が続出している大人気のイベントであり、毎年抽選で涙を飲む者が量産されている。

 

どう考えても気が狂っているが、僕はとりあえず参加表明した。

 

幽霊部員と化した僕が参加すると明らかに浮きそうな感じがしたが、いざ他の参加予定者と顔を合わせてみると、僕以外にも何人か幽霊部員がいるようだった。安心した。

 

完走以上に、抽選に受かるのが難しいとされる珍イベントだったが、無事に?抽選に通った。

 

 

当日の集合地は、本庄駅という埼玉県の限りなく左側に位置するそれなりに栄えている駅近くのショッピングセンターだった。

 

集合地には、多種多様なコスプレをした大学生くらいの男女が蠢いていた。

 

中には、ほぼ全裸に近い格好をした女性や、お互いを手錠で拘束し合っている男女5人組のグループもいた。

 

僕はといえば、普通の男子高校生のコスプレだった。あまりにもありきたり過ぎて、かえってユニークであった。

 

僕のグループは、僕を入れて男3人女2人だった。コスプレしていたのは、僕を入れて2人だけ。残り3人以外にも、長距離の行軍に備え、普段着やジャージの者が目立つ。

 

午前9時くらいに出発しただろうか。

 

歩き始めて2時間くらいは幽霊部員の僕も含めて、笑顔で談笑している余裕があった。疲れがたまっていくにつれ、次第に口数が減っていくのはお約束である。

 

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最初の休憩地点である某体育館で昼食を摂った後、僕たちはまた歩き始めた。ひたすら歩き続けた。お互いの恋愛遍歴やアニメの都市伝説などを語り合っていたら、いつの間にか日は落ちて辺りに闇が満ちていた。

 

昼休憩からおよそ5時間、出発からは9時間くらい歩いただろうか。それでも次の休憩会場には程遠い。

 

明らかに僕を含めたグループ全員の歩くペースも衰えていた。

 

皆、疲れがピークに達していた。

 

会話は一応続いてはいたが、少しずつおかしな方向に転がりはじめていく。

 

僕のテンションもどこかおかしくなっていた。

 

みんなが初恋の思い出を語る一方で、僕も中学時代の思い出を語った。

 

「中学時代は、女の子とおままごとして遊んだのが唯一の思い出かな。」

 

一同大爆笑。

 

場が凍りつくことも有り得たが、思いの外ウケたようだ。

 

ヤリチン君が

 

「おままごとで何してたんだよ。」

 

と話を掘り下げてきた。

 

僕も

 

「子どもの名前考えてたよ。この歳になっても童貞なのにw」

 

とノリよく返した。

 

ついでに

 

「俺は大学生になっても、女の子とおままごとしたいんだよ!」

 

と叫んだ。

 

僕たち以外に人がいない山道だから、大丈夫だろう。

 

(でもヤリチン君たちには聞かれてますけどw)

 

僕はてっきりドン引きされると思ったが、疲労困憊でテンションがおかしくなっているのか、元から寛容なのか、みんな笑顔で受け止めてくれた。

 

と思ったら、ヤリチン君が僕たちの前を歩く女子たちに声を掛け始めた。

 

「誰かこいつと、おままごとしてやってくれ!」

 

おお、ありがたいぞヤリチン!

 

って違う。ありがた迷惑って奴だ。

 

「やめてくれ!恥さらしだ。」

 

ヤリチンに僕の陳情は届かず、なおも声をかけ続けるヤリチン。

 

ついに、

 

「あそこに不良少女がたまってるな。声かけるぞ!」

 

僕「ああああああああああああああああああああああああああ」

 

「誰かこいつとおままごとしてやってくれ!」

 

 

 

 

「なにそれ面白そう。」

 

 

 

声のした方角を見据えると、金髪のギャルがいた。時代が違えばスケバンやってたであろう派手で気が強そうな女だった。

 

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実際におままごとしてくれるか聞くと、いいよとの返事。

 

何往復か会話していざ歩き出そうという段階になって女が、

 

「あたし、金持ちじゃなきゃやだ。」

 

とぐずりだした。

 

すかさず僕は

 

「俺は将来月収50万稼ぐから!

 

月収50万だよ、50万。」

 

とハッタリをかました。

 

すると、女は僕に食いついてきた。

 

現時点で貧乏であっても、将来高給取りになるぞ!と宣言さえすれば女はなびくのか。もちろん、金になびかない女性が多数派だとは思うが、当時童貞だった僕にとっては衝撃の発見だった。

 

僕たちはお互いを下の名前で呼び合うことにした。

 

出会ったばかりだとか、関係ない。

 

藤浪サトルと如月まひるの夫婦ごっこがはじまった。

 

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【閲覧注意】童貞が初めて女の子と手をつないだ日の思い出 - アラサー高学歴ニートの軌跡

 

※文中の登場人物はすべて仮名です。