僕はタイガースファンかつアンチジャイアンツなんですが、読売が12連敗と聞いて大変驚いています。
上の記事を見て、いろいろと昔の出来事が思い出される。
僕が大学生だった頃、読売はとても強かった。
落合中日がいたとはいえ、毎年優勝してたようなイメージがある。
そして肝心なところで読売に負ける我がタイガース。
少しは原監督を見習って、前半飛ばしすぎず、後半に主力が全力を出せるようにしてくれよと。
ただでさえ強いのに、小笠原、ラミレス、村田、杉内・・・と補強してて心底読売はズルいなあと思った。
僕が大学4年くらいの頃は、8番ボウカーだけが癒しだった。
タイガースキャップが似合いそうな後輩がやたらと、
「ボウちゃん、ボウちゃん、ボウちゃんだけが癒しですよ。」
と口癖のように呟いていた記憶が蘇る。
あの強かった頃の読売が負けると心底嬉しかった。
どんなに嫌なことがあっても、読売が負けるとスッキリしたもんだ。
でも今の読売が負けてもあまり嬉しくはない。
なぜだろう。
僕のメンタルが落ち着いてきて、よほどのこと以外では感情が動かなくなっているからか。
それもある。
読売が弱くなってしまったのが最大の原因か。
原監督の頃は、いくら読売が下位に沈んでいようとも、油断は出来なかった。
でも今は、監督が高橋由伸である。
原監督にあった独特の怖さが感じられない。
由伸の選手起用には、どこか真弓や和田監督と似たものを感じる。
実績のあるベテランを起用し、若手はあまり使わない。おまけに選手の交代が後手後手になっている印象だ。
不振に陥っていた長野を重用する由伸に、力の衰えていた金本を重用した真弓や和田の面影を感じる。
読売が強かった頃、タイガースファンが味わっていたもどかしさを、今のジャイアンツファンは感じているのだろう。
だが、最大の原因は、読売が弱くなったことに一時代の終焉を感じるからだと思う。
読売が強かった頃は、僕は大学生だった。
僕の大学時代は確かに悲惨ではあった。
でもなんだかんだ一番楽しい時期でもあった。
もう大学生には戻れない。
そして、読売がかつての強さを取り戻す日も来ないと思う。
一流の選手はメジャーに行くし、読売のブランドも衰えた。おまけに広島や横浜が強くなっている。大田泰示は日ハムに行ってしまった。
僕の青春が終焉するとともに、読売の青春も終焉したようだ。
衰えた読売が負けても哀愁以外の何の感情も湧いてこない。