アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

「なりたい自分になるために頑張れ。」文化系トークラジオlife(4/23放送)を聴いて30歳無職が考えたこと。

本日は、文化系トークラジオlifeの過去回を聴いて考えたことを書いていきます。未視聴の方でも安心して読める内容になっております。

 

 目次

 

文化系トークラジオlifeとは

 

パーソナリティの鈴木謙介を中心として、様々な主演者たちが各回のテーマについて結論を定めずに色々議論したり、語ったりするラジオ番組。偶数月の第4日曜日の25:00〜28:00までtbsラジオにて生放送でやってます。

 

今回聴いた回

 

4/23放送の「春の「がんばり迷子」相談室」です。

 

がんばり迷子とは、俗に言う4月病のことです。あれもやろう、これもやろう、と手を広げすぎた結果、空回りしたりガス欠を起こしたり迷走したりする現象を指します。特に、大学の新入生に多いです。難しい授業をいくつも取ったり、サークルに3つ以上入ったり、早くも就活について意識し始めたり。

 

がんばり迷子の当事者の相談メールについて参加者で話し合ったり、がんばり迷子が発生する原因について考察する回です。

 

予告編及び本編はこちらから 

 

文化系トークラジオ Life: 2017/04/23「春の「がんばり迷子」相談室」 アーカイブ

 

本編&番外編の内容

 

がんばり迷子って、何を頑張っていいか不透明だけど、何か頑張らないと不安に押しつぶされるから、何かを頑張らねば!と思ってしまうのが原因だよね。日本企業はやたらと「イノベーション」を求めてるし、「第二のジョブス」も求めている。けどさ、求めれば得られるものなのか?

 

全体を通して考えたこと

 

がんばり迷子の原因は大きく分けて2つあると思います。

 

1、大きな物語の喪失

 

2、頑張っているから偉い、という風潮

 

です。

 

がんばり迷子の原因1、大きな物語の喪失

 

大きな物語とは、「いい大学を出ればいい会社に入れて、将来安泰だ。」とか「日本製のモノは世界で高く評価されている。だから、モノを作っていればいい。」といった明確なルートです。

 

前者は相次ぐ大企業の倒産やリストラで崩壊し、後者は安価な海外製品の台頭で崩壊しつつあります。

 

これさえやっとけば絶対安心という明確なルートが崩壊したため、何をやればいいか分からなくなって不安に陥った我々。不安を紛らわすためとりあえず何か頑張ればいい、と思考停止になった結果、我々はがんばり迷子になってしまうのです。

 

がんばり迷子の原因2、頑張っているから偉い、という風潮

 

 原因1に関しては本編でも触れられていましたが、原因2は僕独自の見解です。

 

日本には、努力しているから偉い、頑張っているから偉い、何かに挑戦しているから偉い、という風潮が昔からあります。

 

頑張っていれば、他者に認めてもらえる。すなわち、頑張っていれば承認欲求が満たされるのです。

 

現代日本人は、承認欲求が満たされていない人が多いとされています。自己の承認欲求を満たすため、とりあえず何かを頑張っている姿を他人に見せ続けた結果、がんばり迷子になってしまう人もいるでしょう。

 

また、とりあえず何か頑張っていれば自分で自分を承認できる。すなわち、承認欲求が満たされるというケースもあるでしょう。

 

がんばり迷子からの脱出法

 

では、がんばり迷子から脱出するにはどうすればいいでしょうか。とりあえず何か頑張るという考えは捨てましょう。

 

なりたい自分になるために頑張れ。

 

現在の自分とのギャップを埋めるために必要なことだけ、頑張ればいいのです。