アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

高校生クイズ2017を見た感想&考察。(ネタバレあり。)

去る9月1日21時から日本テレビ系で放映された、第37回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2017について色々語ります。

 

目次

 

地方予選

 

全カット。理由は不明だが、地方予選が丸ごとカットされていた。準決勝に残ったのが地方予選で負けたチームばかりだったので、カットされてしまったのか。(ちなみに、今回は1チーム2人です。)

 

全国大会一回戦「早押し2連チャン」

 

(※5段階評価 数値が高いほど重要。)

知力  4

体力  0

時の運    5

 

全国大会一回戦は、早押し問題に正解して、AIが出す問題にも正解すれば、2回戦に進める形式。

 

AIの出す問題が簡単だったため、最初の問題に正解できるか、もっというと早くボタンを押せるかどうか、が決め手になっていた印象。やたらと早稲田佐賀の可愛い子が映っていたのは、カメラマンの趣味なのか。視聴者へのサービスのつもりか。もっと公平にいろんなチームの選手たちを映すべきだったと思うよ。

 

これだけ全国の様々な高校が参加しているんだから、全高校がクイズに回答する形式の方が盛り上がったと思われる。出題するクイズも、クイ研が対策不可能なクイズ(この人の職業は?とか)も交えると時の運要素も演出できると思う。

 

全国大会二回戦「早押し神経衰弱」

 

知力  4

体力  1

時の運 5

 

二回戦は、早押しで正解して、神経衰弱をクリアしたら三回戦に進める形式。

 

パネルが20枚だけかつ罰ゲームのパネルもあったため、適当に選んでいきなりパネルが揃うシーンが連発した。これも早くボタンを押せるかが重要だが、選ぶパネルによって結果が左右される印象。宇都宮高校や栄東高校等の扱いが極めて悪く、番組側のえこひいきすら感じさせた。

 

全国大会三回戦「ウォータースライダー」

 

知力  4

体力  4

時の運 4

 

三回戦は、問題の正解が分かったらウォータースライダーに乗って、先にボタンを押し正解すれば一人勝ち抜け。チームの2人とも勝ち抜ければ、突破となる。2チームが対戦していき、最後に残ったチームが敗退となる形式。

 

先にウォータースライダーに乗ったほうが早くボタンを押せるかと思いきや、足や手の力でウォータースライダーを加速させれば、出遅れを挽回できる模様。

組み合わせが、灘対開成など、実力ができるだけ均等になるように振り分けられていた印象。最後まで残ってしまった東大寺の選手の声を、僕は再生することが出来ない。(編集でカットされてしまったか。)

 

全国大会四回戦「SL大声早押し」

 

知力  5

体力  2

時の運 2

 

四回戦は、SLに乗りながら絶叫早押しクイズ。各チームごとに与えられたワードを大声で叫び、音量が一定水準に達したら、回答権をゲットできる。1問正解すれば勝ち抜け。前半と後半の試合があり、それぞれ1チームが脱落する。

 

後半は、英問英答だったが、問題が簡単なためリスニング苦手でも突破できる印象。やたらと、新潟高校と桜丘高校のカップルが注目されまくり、栄東高校のカップルや仙台第二高校の女子ペアが蔑ろにされていた。仙台第二高校の片方、めっちゃ可愛いと思ったけど、スタッフの好みからは外れてしまったか。

 

全国大会準々決勝「抜き打ちマナークイズ」

 

知力  4

体力  0

時の運 2

 

準々決勝は、抜きうちマナークイズ。スープ&肉料理(骨付き)&メロンを全て正しいマナーで食せば勝ち抜け。残ったチームで早押しクイズを行い、1チームが脱落する。

 

トランプホテルで豪華なディナーと思ったら、しっかりマナーをチェックされてたwってオチ。スープ&肉料理(骨付き)&メロンという、親の経済力やしつけが物を言いそうな勝負である。しかしながら、親の経済力が高そうな灘高校が全問不正解だったところを見ると、事前に予測して対策できていたか、が勝負の分かれ目になっていた模様。

 

全国大会準決勝「バラマキクイズ」

 

知力  5

体力  5

時の運 5

 

準決勝は、カードを取ってきて、めくって出てきた問題に3問正解できたら勝ち抜け。1チーム脱落。なお、カードにはスカもある。

 

全力疾走の連続だから体力勝負か?と思わされた。実は、選んだカードに書かれた問題の難易度や、スカの有無といった運要素が強かった。知力、体力のあるはずの灘高校が敗退したのは、時の運。

 

全国大会決勝「早押しクイズ」

 

知力  5

体力  0

時の運 2

 

早押しクイズ。先に10問正解したら、優勝。純粋に知力が試される、貴重なステージ。

 

今回は、芸能や芸術、最新の流行系の問題が多く、開成高校が圧倒的有利とは言い難い出題であった。全チームが8問以上正解するなど、史上まれに見る大接戦となったが、特定チームが3連続正解するなど、編集の成果と思われるシーンもあった。

結局は、桜丘高校のカップルチームが優勝し、3年間クイズに関する勉強を頑張ってきた努力が実った、という結論となった。

 

結論

 

高校生クイズにやらせ疑惑はついて回るが、僕が気になったのは番組側のえこひいきである。特定高校(推したいカップル)がやたらとテレビに映った一方で、二回戦以降に勝ち残りながら、どういう選手だったか?もっというと選手の声すら不明であったチームが複数いた。もっと出場高校を平等に取り上げるべきだったと思うが、あなたはどう思われるだろうか。

 

今回は、英語のリスニング問題や、テーブルマナー問題が出題された。これからの高校生クイズは、国際人としての資質も試されるという番組からのメッセージであろうか。

 

桜丘高校が優勝した要因

 

優勝した桜丘高校の偏差値は41である。昔に回帰した高校生クイズになってからも、なんだかんだ高偏差値高校が優勝してきたことを考えると、異例の結果だと思われる。優勝した要因は、3年間高校生クイズに出続けて得た経験、過去の高校生クイズや各種クイズ番組で出された過去問の研究や暗記、早押しの訓練、チームワークなどが挙げられるだろう。