アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

「うちのメイドがウザすぎる!」ツバメが表象するモノ及び10話考察

一見、ほのぼの日常ギャグアニメだと勘違いしがちだが、実はとんでもなく深いアニメだった。

 目次

ツバメに表象されているモノ 

ツバメは、重度ペドフィリアのおっさんを女性化した存在である。俺妹の沙織は長身細身でまだ女性的だったが、本作のツバメはガチムチマッチョかつ仕事も非常によくできるが故、限りなく男性性を強調された女性となっている。1話では、友達0のミーシャを心配するあまり体操服を着て幼女になりきってしまったが、重度ペドの持つ幼女になりたい(幼女として幼女を愛したい)願望の現れだろう。3話では、幼女のパンツの中身まで見たい洗いたい、とより重度な欲望が表現されている。4話では、幼女同士のやり取りをそっと見守りたいというある意味父性的な欲望が描かれている。10話では、命がけで熊に立ち向かうも、ミーシャへの愛が過剰すぎて引かれてしまうというペドならずとも起こりうる受難が印象的だった。11話では、「幼女たちを見ないほうが、想像の翼が広がる」と妄想するタイプのペドでもあることが示唆された。あるいは、二次元幼女萌えのオタクを女性化してギャグシーンとして昇華させただけである可能性も有り得る。最終話のツバメとミーシャの握手は、自身の欲望は決して満たされないと知りつつ、ならばせめて自身の業を幼女に赦してもらいたい、という重度ペドが潜在的に持っているであろう救済への切望を描いている。幼女への叶わぬ欲望、もっと言うと万人が持っている「どこへも行き場のない欲望」への極めて平和的な解決策がツバメとミーシャの握手シーンに集約されている、とするのは少々褒めすぎであろうか。

 10話考察 

本作品は、二人の変態メイドと凶暴な美幼女のほのぼのとした日常をギャグと感動を交えて描いている。本編ではシリアスなシーンもあるにはあるが、10話の異質さは明らかに浮いていた。そこで、10話を少し詳しく考察してみたい。

10話は、「父康弘と旅行に行ったミーシャが山で遭難し熊と遭遇するも、ツバメに助けられた。約束を破って遭難した娘を、康弘は父として初めて叱れた。けれどもミーシャから「パパ」と呼ばれることはなかった。」というありがちなストーリーである。

では、どこが異質だったのだろうか。

1、ツバメの隣にいた幼女

女将になっていたツバメは露天風呂に入っていた。従業員が露天風呂に入ること自体、非常識であっても不自然ではなかろう。ここで問題なのは、ツバメの隣にいた幼女が誰なのか、である。ツバメに付きまとってくる森川のように思えるが、ミーシャを見ても無言を貫いている。普段の森川から考えると、明らかにおかしい。おまけに、10話本編では露天風呂のみの登場である。やはり別人なのだろうか。

2、パンダの動きが人間っぽい

一見、ツバメの仕業とも思える。しかし、ツバメではなかった。母熊が現れた時も、「もし親クマが現れたら」というミーシャのセリフのせいで彼女の幻覚だろうと一瞬誤解してしまった。ミスリードが巧いだけでなく、視聴者の現実感すら歪める名演出である。 

母熊は、ツバメがいかにミーシャを愛しているかを熱弁するとあっさり去っていった。ツバメの愛がミーシャを救った名シーンである。

しかしここで、パンダに入っていたのは実は誘拐犯、と考えると非常に怖い。

母熊の去り方がどうも、人間が歩いているように見えるのだ。パンダの動きも人間そっくりである。もっとも、パンダが獲った魚を貪り食うシーンがあったので誘拐犯の線は限りなく薄いのだが。もし誘拐犯が、より本物らしさを追求してそこまでやっていたとするならば…。

10話は、なぜか居る幼女や山に潜む誘拐犯など、メインストーリーの感動に得体の知れぬ恐怖を潜ませることによって屈指の異質回となったのだ。

 

うちのメイドがウザすぎる!が見れるサービスまとめ

[AD] 

• dアニメストア (31日間無料お試し/月額400円/多作品を同時並行で見るなら便利)

Hulu (14日間無料お試し/月額933円/国内&海外ドラマが充実)

U-NEXT (31日間無料お試し/月額1,990円/毎月付与されるポイントで書籍やコミック等を購入可能)

【フジテレビオンデマンド】 (1ヶ月無料お試し/月額888円/ここだけで見れるタイトルが5000本以上)