アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

センター2019生物基礎大問3問5「遷移に関する考察問題」は楽勝です

生物基礎18点しか取れず、遷移の正確な知識を知らない俺でも、一番難しかった大問3問5は正解できました。なぜ知識が無くても正解できたか、詳しく解説していきます。

 

まず、実験1と実験2を一字一字丁寧に読もう。

 

実験1では「土に混ざっていた植物の葉、茎および根は全て取り除かれた」と書かれている。ここで注意したいのは、植物の「種子」は取り除かれていないということである。つまり、植物の種子が残っている可能性があるのだ。最後に「これらの芽は、いずれも、極相林の主要な構成種のものではなかった」とある。言い換えると、極相林において主要ではなくマイナーな種である。元からあったのではなく、最近になって入ってきたと考えられる。つまり、よそから飛んできた(外様の)種子の芽だろうと推測できる。

 

実験2は「実験1と同じ林の一部が伐採された。伐採後に生えてきた芽のほとんどは、実験1で生えてきた芽と種類が同じ」という趣旨の文である。

 

この設問で問われているのは、実験2にある「記録された樹木種の大部分」の由来である。よそから飛んできた(外様の)種子の芽、と一番似た意味の選択肢を選ぶ。答えは、③である。

 

東進は『 問5は遷移に関する考察問題であり、遷移の正確な知識を必要とするため、難しい。』と言っているが、とんだデタラメであり笑止千万である。ただし、遷移の正確な知識なしで解こうとすると高度な読解力が要求されるのも事実である。