衝撃的なタイトルだが、内容は極めて誠実である。
この本で重要なのは
結局、身なりを適当にしていて、そこそこの将来性があって、適当に話を聞いてくれる人であれば、あとは好みの問題なので、足切りに遭わないよう最低限の気配りさえできていれば、自分のことを好みであると思ってくれる人を探すことに注力した方がよいのではないか。それまでは、「こうすればモテる」などと考えて実行していたが、「好きになってくれる相手を探すこと」に集中する方が圧倒的に話は早い。
に集約されるだろう。
エッセンスだけを読んで分かったつもりになるのも良い。ただ、深いレベルまで理解したいならこの本の冒頭から終わりまで読む必要がある。
冒頭の数十ページは筆者の失恋話で占められている。一見無駄に思える。しかし、筆者に感情移入するという体験を通らなければ、この本のメッセージが心の奥底脳の髄まで響くことはなかっただろう。
当初は女性の外見だけ見て好きになっていた筆者(主人公)が、幾つかの失恋を経て成長していくところも見所である。
31歳無職であっても本当に彼女ができるのか、は今後の課題である(笑)。