どうも、一流大学を卒業しながら30歳無職の藤浪サトルです。実は、塾講師もしてました。今日は、塾講師時代に出会った広沢晋太郎先生(仮名)という大変面白い先生の核心を付いているセリフをご紹介いたします。
ある日、生徒をどう褒めるか?について先生同士で話し合っていた時のセリフです。
「褒めると、生徒がやる気になるのは皆さんもお分かりだと思います。しかしながら、どうにも褒めるところがない奴っているもんでして。
それでも我々は、そいつの褒めるところを探さなきゃいけない。
例えば、「君、良いノート持ってるね。」とか「ノートちゃんと持ってきたんだ、偉いね。」とか。それこそ、消しゴム持ってきたことを褒めても良いんだ。」
晋太郎先生の熱い言葉に、
「褒めるところが見つからなければ、持ち物を褒めれば良いのか!」
と、目からウロコが洪水のように流れ落ちた僕でした。
だがしかし。
褒めるところがない奴を褒める方法がまだあることに僕は気づいてしまいました。
その方法とは、
目に付いた短所を褒める。
です。
どういうことだ?と思われたあなた、実は短所は裏を返せば長所なんですよ。
現代社会にはまともに敬語も使えない大人がたくさんいます。無礼な奴ですね。ただ、まともに敬語を使えない奴ってのは、誰に対してもタメ口という場合が多々あります。誰に対してもタメ口ってのは、もちろん誰に対しても失礼ってことです。しかし、視点を変えると、誰に対しても平等な態度が取れるということです。
常人なら、人によって自然と態度が変わってしまうところを、奴らは誰に対しても公平に接している。意識しても非常に難しいことを日常的にこなせるなんて凄いですよ。ほめてほめてほめまくるべき事案です。
そんな奴を具体的にどう褒めるか。
「君は敬語が使えないし、誰に対してもタメ口きくけど、それって裏を返せば誰に対しても同じ態度が取れるってことなんだよ。一国のドンでもめちゃくちゃ難しいことを、君は簡単にやってのける。みんなが悪く言おうとも、俺は君の揺るがぬ態度を尊敬してるし、見習いたいよ。そんな君が敬語を使えるようになっちまったら、すぐにいいリーダーになれる。もしそうなったら、俺のライバルが増えるけどな。そのときゃあ、容赦しねえぞw」
ちょっと長くなりましたが、熱く語れば、そいつが成長するきっかけになる可能性はあると思います。
要は、物は言いようってことです。