アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

高学歴ニートが読書感想文書いてみた。

今日は、読書感想文を書いてみました。20分で終わると思っていたのに、70分もかかってしまいました(笑)。

 

 

500ページ近くあって非常に長い本ですが、難しい単語も少なく、1ページの文章量も少なめ、小学校の新任教師を主人公にしているので共感しやすく読みやすい本でした。ところどころ、ミステリやホラー要素もあるためページをめくる手が止まりません。今年の読書感想文の題材には不向きだと思いますが、来年以降なら十分おすすめできる本です。

 

以下感想文。コピペは可だが、怒られても責任は取れません。

 

注:小学6年生という設定で書いてみました。1300字書いたので、原稿用紙3枚以上のノルマは達成していると思います。

 

 

 僕は「ギャングエイジ」という本を読みました。僕は学級崩壊したクラスにいたことがあるので興味を惹かれたので読んでみましたが、読み終わった今なぜか震えが止まりません。

 あらすじは、前年度学級崩壊した学年にやってきた日野先生が3年2組の子供達や同僚の先生たちや校長先生、保護者たちの力を借りながらがんばり、学年を立て直すというお話です。

 この本を読み終えて僕は、学級崩壊してた時の担任の先生の気持ちや苦労が初めて分かりました。僕は今まであの時の先生は僕たちが下校した後、しばらくしたら帰ってしまったと思ってました。しかし、実際は教材研究や様々な仕事があって休日も仕事があるとこの本を読んで知り、驚きました。あの時の先生はいつも疲れ切った表情をしていたなあと思い出し、みんなと一緒になって授業中ふざけていた自分を殴ってやりたくなりました。

 この本では、あかね、勇樹をはじめとして他人のために頑張れるいい子たちがたくさんいました。特に、あかねはお母さんがいないのに、おじいちゃんに食事を作ってあげたり、弟の保育園への送り迎えをしていたりしていてえらいと思いました。着ている服が小さくなっても、家が臭くても、誰にも言わずに耐えててすごいと思いました。

 196ページあたりで俊輔を中心として子供達の判断でスイミーの歌を歌いながら多目的室に入ってきて、前年度学級崩壊したクラスの担任の先生からの手紙を日野先生に渡す場面が一番感動しました。特に、校長先生や日野先生が、保護者たちに怒られている場面に俊輔たちが入ってきて「みんなでまとまれば大人に負けないって、玲子先生は言っていたよ。」と俊輔が言った場面です。玲子先生の教えをしっかり覚えていて、しかもきっちり実行したのはとても立派だし、俊輔たちがとても頼もしく思えました。僕が感動した一番の理由は、学級崩壊していても俊輔たちがいつの間にか成長していたところだったと思います。

 気になったのは、この本の途中まで日野先生が「声の物差し」という言葉で自分の声の大きさについて語っていたのに、いつの間にか使わなくなったところです。もともと、誉田先生が使っていたその言葉を日野先生が使うようになっていたのですが、日野先生の成長とともにいつの間にか使わなくなったと僕は考えました。誉田先生の影響から離れ日野先生が自分の個性を出せるようになった証拠とも思います。「声の物差し」という言葉が初めて出た時僕は笑ってしまいましたが、いつの間にか使われなくなった理由を思いついた時は、この本書いた人すごいなあと思いました。

 僕はこの本を読むまで、先生は僕たちが帰ったら僕たちが気づかないうちに帰ってて楽してると思ってました。でも、日野先生がいつも夜遅くまで残っていたり、他の先生も残っていたり、意外と大変なんだなと思いました。日野先生はとっても大変だと思いますが、子供達と遊んだり、子供達の成長をすごく近くで見れたり、とても楽しそうでした。今まで小学校の先生になりたいと思ったことはありませんでしたが、この本を読んでなってみたいと思いました。