アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

「未来世紀ジパング」を見て、AIの泥臭さを感じた。

俺の家では、毎週月曜日の夜はテレビ東京と決まっている。
 

「未来世紀ジパング」も毎週リビングのテレビが映し続けているのだが、いつもは聞き流していた。 

 

しかし今回のテーマは「AI」ということで、珍しく見入ってしまった。

 

冒頭で、将棋でAI(人工知能)が名人に勝つ模様が流れていた。

 

ボナンザが有名だが、AIが人間の棋士を圧倒するようになって何年経つのだろう。

 

名人は、ボナンザ相手に7時間粘り続けた。指されたのは、90手余り。AIはほぼノータイムだろうから、7時間もの間名人は考え続けたのだ。それでも指したのは、たった90手ほど。1手に如何に時間を掛けたかが分かる。

 

名人との対局を終え、ボナンザの開発者へのインタビューが始まった。

 

最初は、将棋を覚えたての初心者にも負けるくらい弱かったAI。

 

しかし、学習の末、名人を圧倒するほど強くなった。

 

なぜこんなに強くなったのか?

 

これまでに、計8億回も対局してきたからだ、と開発者は述べた。

 

8億回など、人間が一生かかっても無理だ。

 

将棋を強くなるために対局を続けるのは、とても泥臭い努力とも言える。

 

絶対勝てないあいつに勝ちたい、その一心で1年間毎日5局指し続けるのは、とても泥臭い。

 

だとすると、その黙々とその何倍もの対局数をこなしてきたAIは、人間の誰よりも泥臭いと言えるだろう。

 

誰よりも将棋を強くなるために、AIは8億回も経験を積んできたのだ。

 

その結果、名人に圧勝するくらいAIは強くなった。

 

人間だって、誰よりも多く経験を積めば、誰よりも上に行けるのでは?

 

経験の強みをAIに教わった、月曜の夜だった。