アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

一流大学における「大学の同期皆が大企業または公務員」という妄想

一流大学を出たものの、不遇の人生を送っている人は多いと思います。他ならぬ僕もそのうちの一人です。

 

そういうあなたは、

 

「大学の同期は皆、大企業か中央官庁、あるいは優良ホワイト企業か地方公務員だ。自分は無職だけど。」

 

「リア充やヤリチンヤリマンは大企業行ったけど、俺はなぜニートなんだ?」

 

と思っているでしょう。僕も同じこと思ってました。

 

しかし、よく考えてみると、根拠の無い憶測に基づく妄想なんですよね。

 

大学の同期全員の就職先を知っている者がどこにいるのでしょうか。よほどの事情通でも、全員の就職先は把握してないと思います。何しろ、周囲の人間関係から疎外された友達ゼロのぼっちが存在しますからね。そう、俺です。

 

俺は、大学時代友達ゼロでしたし、同期の正確な就職先など実はそんなに把握してません。ですが、一流大学なんだから皆大企業や官公庁に就職決まってるだろう、と思い込んでました。

 

 

実は、そう思い込みたかったんだろうな。そう思い込んだ方が都合が良いしな、と最近になって気付きました。

 

卒業生の多くが大企業や官公庁に行くのが嘘や妄想だとしたら、一流大学を出たというプライドに傷がついてしまいます。一流大学と言っても、その程度かよってね。

 

何かの資料で、僕の大学の最上位の学部でも大企業やそれに準ずる事業所に就職できたのは4割くらい、と知ったのは何年前だったでしょうか。

 

まして俺の学部だと、もっと酷いことになってそうだな。

 

それでも、大学の同期、特にリア充やヤリチンヤリマンどもが大企業に挙って入社していると思い込んでた俺。

 

なぜか、って?

 

そう思い込んでた方が、俺の反骨心が高まるからさ。

 

憎たらしいあいつらばかりが名の知れた大企業でリア充ライフを満喫している。一方俺は、家で引きこもり非リア充ライフを送っている。

 

やはり、日本社会はおかしいんだ、社会を変革する必要があるんだ、って思えるからね。

 

自分の中に仮想敵を作ることで、モチベーションにつながるという一面はある。俺対あいつらという図式を作ることで、自分の立ち位置やアイデンティティが明確になるという側面もある。

 

俺は日本社会の理不尽やリア充ヤリチンヤリマンと戦っているんだ、と思い込むことで至高のエクスタシーを手に入れた。

 

だが。実は、そんな戦いなど幻想なんだと分かってしまった。

 

そんな戦いをするより、自分のやりたいことやるために頑張った方がよっぽど有意義だと。

 

俺の人生に無関係な奴らのために戦うよりも、己の欲望に忠実になった方が100万倍マシだ。