アラサー高学歴ニートの軌跡

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【1時間で完成】読書感想文を本読まずにググるだけで書く方法

(2018年9月1日修正済み)

もうすぐ夏休みが終わるぞってことで、本を読まずにグーグル検索だけで読書感想文書いてみました。下に書いている「やり方」の通りにやれば、長くても2時間で書けると思います。

 

 目次

やり方

 

準備 

 

1、読書感想文としてありきたりな本を選ぶ。今回は湯本 香樹実『夏の庭-The friends』を選んだ。

 

2、選んだ本 読書感想文 でグーグル検索。今回は、夏の庭 読書感想文 でグーグル検索。

 

3、出てきた読書感想文で、あらすじや特徴的な場面などを把握。10くらい読んだら、色んな角度から夏の庭という物語をつかめるはず。

 

4、出てきた読書感想文に本文の引用があったら、コピペしておく。本文の引用があれば、ちゃんと読んだという証明になる。

 

実際に書いてみる

 

5、まずはあらすじ(どういう物語か)を書く。

 

6、この本を読んだきっかけを適当に書く。例:「〜について考えてみたかったので、この本を手に取りました。」

 

7、あらすじの中で、特に気になった部分について考える。

 

8、今回は、老人が3人に見つかるまで一人でつまらなそうに暮らしている場面が気になった。その場面まで老人がどう生きてきたか、つまり本文に書かれていない内容を自分で考える。気になった場面について、どうしてそうなったか、理由を書く。今回は、戦地で妊婦を殺したのが理由である。書いた理由から思ったことを自由に書いていく。

 

9、あとは、老人はどうすれば良かったか、ifをひたすら書いていく。

 

10、書いたifについて、感想を書く。

 

11、最終段落の最初にて、自分が何を考えたか書く。

 

12、本文を引用し、引用した部分について思ったことを書く。

 

13、最後に、自分の人生に対する反省を書き(あらすじを読んでひらめいたことで良い)、今後の決意を述べる。

 

急いでいる人のためのまとめ

・読書感想文として、ありがちな本を選ぶ。ネット上にたくさん読書感想文が載ってるいるため。

・できるだけ沢山の読書感想文、あらすじ、レビューを読み、色んな角度からその本を知る。

・どうすれば嫌な場面を防げたか、ifをひたすら考える。

・本文を引用し、その感想や思ったことを書く。

・あらすじを読んで自分の人生の反省をし、その反省や決意を書く。

 

60分で書いた感想文

 

注:字数は1227字です。コピペは自由ですが、中学生という設定にしては内容が大人っぽいと思われるので、やめときましょう。

 

 『夏の庭-The friends』を読んで考えたこと   藤浪サトル

 

 僕は、死について描かれているこの本を通して「死」について深く考えてみたいと考え、この本を読みました。

 

 この本に書かれているのは、一人の死にそうな老人を観察したいという子どもらしい無邪気ないたずら心に満ちた3人が、その老人との交流を通して成長する物語です。また、その老人が3人との交流を通して充実した生を送り、一方で過去のトラウマと向き合った上で死んでいくという、魂の救済を描いた物語でもあります。

 

 僕は、この本を読んだ後、老人が3人に見つかるまでの日々をたった一人で何を思いながら生きてきたのか考えました。老人は確かに、戦地で身重の女性を殺しました。戦地での犯罪ゆえ、法律としては許されるのかもしれません。しかし、老人は自分の罪の重さに苛まれていました。この世には、人を死に追いやっておきながらのうのうと暮らしている人が沢山います。とある大企業では、若手社員を自殺に追いやっておきながら、上の人たちは何の罪に問われることもなかったのです。そういった人間の心を失った者たちとは違い、老人は情状酌量の余地ある罪だと思われるのに、妻とも別れ一人で自責の念に囚われながら生きていたんだろうと僕は思いました。同時に、冗談じゃない、情状酌量の一切ない殺人や自殺への追い込みをやっておきながらへらへらと生きている者がいるのになぜ老人は自罰的な生き方を選んでしまったんだ、と僕は憤りました。だから僕は、老人が3人と出会ってから楽しそうにしているのを読んでようやく老人に正当な報いがやってきたと感じ、とても嬉しくなりました。老人はいつの間にか亡くなっていましたが、悔いなく死んでいったんだと思います。でも、殺してしまった女性を弔うため仏門に入るなり、自分の罪を開き直って面白おかしく生きるなり、老人が自分の人生の方針を早いうちにバシッと決めてしまえばもっと幸せに生きられたはずだと僕は考えました。人間であれば大小の別はあれど、皆罪を抱えているはずです。たとえ大罪を背負っていても、幸福に生きる権利はあるのではないか、と僕は考えました。

 

 僕は、死について考えるつもりでこの本を手に取りましたが、いつの間にかあの老人がどうやったらもっと幸せに生きていけただろうか、真剣に考えていました。この本の最後に、 

死んでもいい、と思えるほどの何かを、いつかぼくはできるのだろうか。たとえやり遂げることはできなくても、そんな何かを見つけたいとぼくは思った。そうでなくちゃ、なんのために生きてるんだ。

と書いてあります。確かにその通りだと僕は思いましたが、死と引き換えにできるほどのものを見つけるのは極めて難しいと思いました。むしろ、死という終わりがあるからこそ、生をより楽しめるし味わえるのではないでしょうか。今まで僕は13年間、適当に生きてきました。しかし、この本を読んで、僕は悔いなく死んでいけるようにやりたいこと全部やりたい、出来れば他人の役に立ちたい、と強く思うようになりました。