アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

あずまんが大王は真の優しい世界を体現した名作である。

巷ではごちうさが優しい世界を描いているとよく言われるが、果たしてそうだろうか?

俺は、あずまんが大王こそが真に優しい世界を描いていると思う。その理由を詳しく話そう。

 あずまんが大王を知らない方はアニメ版を見るか(下のd-アニメストアをクリックして登録すれば見れます。)、漫画を見てから以下の記事を読んでください。

 

 

 

目次

 

優しい世界の定義とは。

 一口に優しい世界といっても、人によって定義は違うだろう。俺の定義は「本来その社会(世界観)において不適切(不相応)な存在が排除されず、その社会に包摂されている(社会を構成する他者から排除されず、その存在を受け入れられている)。」である。

 

あずまんが大王が優しい世界と言える理由

 

ごちうさは、メルヘンな社会に不相応な可愛くないキャラや邪悪なキャラ、あるいはクズを排除することで世界観を成立させている。だが、メルヘンな世界観に不相応な存在が排除されているため「優しい世界」とは言えない。

 

あずまんが大王は、比較的偏差値の高い公立高等学校という擬似的社会を中心に物語が展開されている。いわゆる準進学校と言ってよく、教師生徒ともにある程度以上の真面目さや均一性が前提とされ、一般的な高校の範囲内であるがゆえにスクールカーストにおける「部外者」「不適格者」は排除されやすい空間である。しかし、そう言った「不適切な者たち」が排除されず、教師を含め高校生活を謳歌しているのがあずまんが大王なのである。どういった「不適切な者たち」がいるのか、具体例を挙げていく。

 

1、谷崎ゆかり先生 

自分が遅刻しそうだから生徒の自転車を勝手に借りて遅刻を免れたり、プールに入りたいからといって勝手に授業を自習にしてプールの授業に乱入したり、体育祭で負けたクラスの担任に「や〜いや〜い」とまるで幼稚園児のようなからかいを浴びせたりする幼稚でクズで怠惰な教師である。にもかかわらず、クビとは無縁の地方公務員生活を満喫できている。しかもゆかり先生は、天才小学生美浜ちよに「ゆかり先生のクラスで良かった」と評されたり、クラスの生徒たちのお泊まり会に参加したりとその存在は寧ろ歓迎すらされている。

 

2、木村先生 

女子高生が好きだから高校教師になったと授業中堂々と宣言する変態教師木村も、女子生徒たちに存在を疎まれつつも男子生徒からはその潔さを評価されている。木村先生も首とは無縁の地方公務員を謳歌し、奥さんまでいる。

 

3、美浜ちよ

飛び級など夢のまた夢の日本社会において、高校に小学生が通学するなど到底ありえぬ異常事態である。にもかかわらず天才小学生美浜ちよは、女子高生として高校に通っている。異端者を排除しがちな日本の高校において、ちよちゃんは異端中の異端である。通常なら友達が一人もできず、他の生徒とは距離を置いた高校生活を送っているだろう。しかし、ちよちゃんは大阪や榊さんたちととても仲が良く、夏休みにはゆかり先生や黒沢先生含めて自分の別荘に招待し皆で楽しんだりと、極めて充実した高校生活を送っている。

 

4、滝野智

通常なら排除されがちな極度の出しゃばり、無自覚な意地悪を成す者でありながら、ちよちゃんを中心とする仲良し6人グループに所属し、一応その存在を受け入れられている。大阪や神楽とはボンクラーズとして一緒にいる時間が長い。

 

5、大阪

本名は春日歩だが、誰もが彼女を大阪と呼ぶ。大阪は、テスト前なのにゆかり先生に「アメリカでは家の中でも靴を履いているから、家族4人みんな犬のウンチ踏んだらどないするんやろう」と質問するほど空気が読めない。しかも、かなりの天然で独特のペースを持っている。通常の高校なら大阪のような生徒は排除されがちだが、ちよちゃんや榊さんと仲が良かったり、ボンクラーズという3人グループを作ってつるんだり、なんだかんだで皆に受け入れられ高校生活を楽しんでいるようだ。

 

結論

 

比較的偏差値の高い高等学校という擬似的社会に不相応な、幼稚で自己中な教師、女子高生に興味があるため高校教師になった変態教師、天才小学生、極度の出しゃばり、空気読めないキャラが排除されておらず、どのキャラも一応その存在を受け入れられてはいる。よって、真の「優しい世界」が成立している。

 

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