アラサー高学歴ニートの軌跡

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【決定版】早稲田大学解答速報2019国語で最も信用できる予備校

各予備校の早稲田大学解答速報2019(国語)を全学部検証したところ、驚くべき事実が判明いたしました。果たして、解答速報が一番信用できる予備校はどこなのか?解答速報が信用できる順に各予備校を並べました。

 

目次

正解及びランキングの決定基準

各予備校の解答解説を読んだ上で、設問の要求(可能であれば出題意図も)を念頭に置きながら本文を精読し解答する。場合によっては、当該設問において推測される出題意図(受験生に何を求めているか)、他の設問や選択肢から推測される出題者の意図(受験者への要求)も勘案し、最も妥当と思われる選択肢を正解とする。当然ながら、解答速報のミスが少なかった予備校ほど順位は高くなります。

 

正解が確定できなかった設問

 

現代文では、国際教養学部の大問一問六だけでした。(より正確に言うなら、同学部の大問二問十三は僕の解答が出題者の想定する解答と違っている可能性を完全には否定できません。それでも、大問二問十三は僕の見解を正解とみなしてランク付けをしています。)

 

古文では、法学部の大問一問三・問七の二つです。今年の早稲田国語ですが、古文漢文で早稲田現代文並みに紛らわしい設問が多数登場しました。

 

漢文では、人間科学部の大問三問十九・二十の二つです。今年の早稲田国語は、漢文において難しい学部と易しい学部の差が激しかったように思います。

 

以上の五問に関しては、解答が確定不能であるため各予備校のミスにカウントしません。

 

信用度ランキング(現代文)

 

1位 増田塾 2問

一番ミスが少なかったのは駿台です。ただ、駿台が今年の解答速報で判断が割れまくった国際教養学部・人間科学部の解答速報を非公開としている点を踏まえ、増田塾を1位としました。代ゼミも同じく2問ミスですが、増田塾が解答の決定が極めて難しい設問で2つミスをしているのに対し、代ゼミは解答根拠が明確な設問で1つミスをしてしまった点も考慮しました。

 

今回検証した6つの予備校では最も遅い発表ながら、各教科の講師全員で徹底的に議論した上で正解を決めているので解答速報の精度は抜群です。各設問の解説も詳しくかつ分かりやすい(ごく一部の設問で解説が曖昧だったが、設問の責による部分が大きい)。

 

2位 代ゼミ 2問

増田塾と僅差で代ゼミを2位としました。早稲田大学の現代文に関しては、おそらく酒井敏行先生や笹井厚志先生といった実力派の先生方が解答速報を担当しておられると思われるので信頼性は高いです。しかも、予備校の中でも解答速報の発表が早い。それでいてほぼ正確です。担当者の実力は駿台と並んで予備校の中でもトップレベルでしょう。ただ、設問ごとの解説が皆無なのは残念です。また、本文の読みの深さは相当なものですが、ごく稀に拡大解釈しすぎることもあります。

 

3位 駿台 1問

一番ミスが少なかったので、本来なら1位のはずでした。ただ、駿台が今年の解答速報で判断が割れまくった国際教養学部・人間科学部の解答速報を非公開としている点を踏まえ、3位にさせていただきました。 ぶっちゃけ、増田塾と代ゼミ、駿台の差はごくわずかなので全部同率1位としても良かったと思います。ただ、それだとランキングの意味が薄れてしまうんだけどね。予備校の中でも解答速報の発表が早く、しかもほぼ正確です。担当者の実力は代ゼミと並んで予備校の中でもトップクラスだと思われます。設問ごとの解説も簡潔ながら的確で、レベルの高い受験生にはありがたい。

 

4位 河合塾 3問

ミス数は3で、上位と大差はありません。しかし、ミスの傾向から解答速報担当者の読みの甘さや浅さが垣間見えてしまうのも確か。上位3予備校とはかなりの実力差を感じます。その上、解答速報の発表は遅めです。それでもプロと呼べるレベルではあります。

 

5位 早稲田予備校 7問

現代文でミス(しかも根拠が明確な問いが多い)を連発していた印象ですが、今年は思ったより少なかったです。しかしながら、根拠が明確で比較的簡単と思われる設問で独自の解答を発表する傾向は相変わらずでした。解答速報の発表はかなり早いので、焦ってミスをしてしまっている可能性はあります。

 

あと、「〜は本文に書いてないから誤り」を多用しすぎです。本文の記述に忠実であることは良い。ただ、本文の記述から推測する必要がある問題では、ことごとく間違っていたのも事実。裏を返せば、早稲田現代文では「本文の記述から推測できること」が正解になるケースが多いのです。そういった問題は大抵の場合難問であり、間違っていても合格できるレベルの問題なんですがね。

 

6位 東進 15問

早稲田大学の現代文で、最も信用できない予備校はダントツで東進でした。ネット上でも、東進の現代文の解答速報はミスが多いと評判ですが実際評判通りでした。 合格者どころか受験者ならほぼ正解しているであろう設問すら間違えるほどですから、プロの出す解答速報とは到底言い難い。

 

東進の担当者は、一体どうやって本文を読み設問を解いているのでしょうか。東進独自のファンタスティックな解答を披露することも多く、これも広告戦略の一環なのかと誤解するほどです。本文の理解を問う設問で間違えるならまだしも、出典元の本に当たれば一発で正解が出せる空欄問題でも度々間違え、とどめに漢字問題すら間違える有様。解答速報担当者は二日酔いだったのでしょうか。法学部の長文記述問題でも、意味不明な上にポイントをあまり抑えていない解答を公開していたので当然ながら記述問題の信用度も低いです。余談ですが、教育学部の国語の解答速報を会員だけ見れる設定にした真意が気になります。

 

信用度ランキング(古文)

 

1位 増田塾 0問

ミスが0だったのは増田塾だけでした。ただ、今年の早稲田古文は早稲田現代文並みに紛らわしい設問や選択肢が多かったので増田塾がミスをしている可能性を否定できません。それでも、解答の根拠が6予備校の中で一番的確なのは確かです。古文の解答が各予備校で割れた際には、増田塾の発表まで待ってみてはいかがでしょうか。

 

2位 代ゼミ 1問

一問ミスをしてしまいましたが、正解の判定が非常に微妙な設問だったので、実質ノーミスと言ってもいいでしょう。解答速報の発表が早いので、各予備校で判断が割れた際にはとりあえず代ゼミの判断を信じていいでしょう。

 

3位 駿台 1問(誤植含め2問)

2つミスをしてしまいましたが、うち1つは明らかな誤植でした。ケアレスミスとはいえ、チェック体制の甘さが見られたのは玉に瑕ですね。もう1つも正解の判定が非常に微妙な設問だったので、(かなりおまけして)ノーミスと言ってもいいでしょう。解答速報の発表が早いので、各予備校で判断が割れた際は、代ゼミか駿台の判断を頼りましょう。

 

4位 早稲田予備校 2問

ミスは2つ。現代文と比べ、早稲田予備校の古文の解答速報はかなり正確です。他の予備校が正解していた主語判定の簡単な問題でミスはありましたが、選択肢の細かいニュアンスへの気配りは相当なもの。選択肢の細かいニュアンスに忠実になりすぎて、誤答してしまうこともありますが。 

 

5位 河合塾 3問

ミスは3つ。各予備校で判断が割れた設問でミスが2つあるのはまあ良いとして。ストーリーの展開をきちんと確認していれば防げたミスは痛かった。古文の解説が省略されていることも多い。

 

6位 東進 4問

早稲田大学の古文で、最も信用できない予備校は僅差で東進でした。ネット上では、東進の古文の解答速報は割と信用できると評判だったんですがね。 解答する上でキーとなる単語の見落としがあったのは、東進だけでした。しかも二度も。 

 

信用度ランキング(漢文)

 

1位 増田塾 0問

ミスが0だったのは増田塾だけでした。ただ、今年の早稲田古文は早稲田現代文並みに紛らわしい設問や選択肢が多かったので増田塾がミスをしている可能性を否定できません。それでも、解答の根拠が6予備校の中で一番的確なのは確かです。漢文の解答が各予備校で割れた際には、増田塾の発表まで待ってみてはいかがでしょうか。

 

2位 河合塾 1問

1つミスがありましたが、ミスをした設問も考え方は悪くなかったのでこの順位といたしました。3位東進、4位駿台との差は意外と大きい印象です。

 

3位 東進 1問

ミスは1つでした。間違えた理由は、古文と同じくキーとなる単語の見落としでした。現代文や古文と比べて、東進の漢文の解答速報は信用できますね。

 

4位 駿台 1問

ミスは1つ。間違えた理由は、人物の行動を正確に掴めていなかったためです。駿台の漢文の解答速報は予備校イチ信用できると思っていたのですが、まさかのおポンチ誤答で評価が下がりました。

 

5位 早稲田予備校 2問

ミスは2つ。どちらのミスも、文脈が掴めていなかったのが原因です。より正確に言うと、キーとなる単語の見落としが原因です。

 

6位 代ゼミ 3問

早稲田大学の漢文で、最も信用できない予備校は代ゼミでした。文脈の読み違いが、他の予備校より多かったです。

 

信用度ランキング(総合)

 

1位 増田塾 2問

早稲田国語2019解答速報で一番ミスが少なかったのは増田塾でした。

 

各教科の講師全員で徹底的に議論した上で正解を決めているので、解答速報の発表は6予備校の中で最も遅いです。そこまでやっているだけに、解答速報の精度は当然ながら予備校の中でもダントツでした。各設問の解説も詳しくかつ分かりやすいです。(ごく一部の設問で解説が曖昧だったが、設問の責による部分が大きい)。

 

2位 駿台 4問(うち1問誤植)

増田塾の次に早稲田国語で信用できるのは、駿台です。紛らわしい難問に対し簡潔ながらも的を射た解説を施せるあたり、その実力は相当なものです。ただ、ケアレスミスと思われる誤答が目立ちました。

 

3位 代ゼミ 6問

数ある予備校の中でも、国語講師の質はトップクラスでしょう。現代文や古文の解答傾向から察するに、担当者は非常に深く本文を読み込んでいると思われます。ただ、ご自身の読みの深さに溺れるあまり、設問の要求を捉えられていなかったこともありました。漢文の担当者は、文章の誤読が目立ちました。

 

4位 河合塾 7問

信用度ランキングは4位ながら、古文漢文の解答速報は結構信用できます。ただ、現代文では本文の読みの浅さや甘さが見られました。駿台と比べ、解説の正確性に欠けるのも痛い。

 

5位 早稲田予備校 11問

現代文では、根拠が明確な問いで誤答を連発していました。本文の記述にとらわれすぎて、本文からの推測を怠っている傾向もありました。ただ、古文漢文では的確と思われる解説を載せることもあり古文漢文では意外と信用できる印象でした。

 

6位 東進 20問

早稲田大学の国語全般で、最も信用できない予備校はダントツで東進でした。特に現代文が異常にひどく、合格者どころか受験者ならほぼ正解しているであろう設問すら間違えるほどでした。東進の解答速報だけ見て自己採点するような愚行は、各位慎みましょう。